秩序が崩壊した世界でプレイヤーが対峙するモノとは?――トレイラー第4弾が公開[エースコンバット インフィニティ]

  • 2014年2月12日:日本版トレイラーが見れなくなったので、海外版に差し替え。

レーザー付き無人機を率いるCFA-44(と思しき)と激突[エースコンバット インフィニティ]

 東京ゲームショウ2013初日の9月19日――タイトル正式発表からちょうど2ヶ月が経った日に『エースコンバット インフィニティ』のトレイラー第4弾、ストーリーモード(キャンペーンモード)をより詳しく説明する「ULYSSES DISASTER(ユリシーズの厄災)」トレイラーが公開された。
 
 なお、『エスコンINF』の配信開始日を19日に発表すると予告があったけれど(cf.エースコンバット公式Twitter)、「配信開始日の発表は延期するが、その代わりβテストを実施する」となったそうな。

GAME Watch – TGS2013 バンダイナムコイベントレポートその2「“F2Pタイトル”4タイトル 戦略と今後の展開」”より
 ステージの最後に河野氏は、本当はこのステージで配信日を発表する予定だったが、ブラッシュアップのために発売を延期し、近々国内先行でベータテストを実施することを発表した。ベータテストの情報は決まり次第、公式サイトなどで公開していくそうだ。

 βテスト実施の他には、課金形態(出撃燃料制)やオンラインがCO-OPだけで対人戦は用意されていない理由についての説明もあった(対人戦は、ご新規さんがある程度経験を積んだ頃を見計らって実装される可能性もあると思われ)。
 ちなみに、19日午前の「ファミ通LIVE TGS2013スペシャル」では河野プロデューサーによるゲームプレイ映像が披露されている(cf.ファミ通LIVEでのゲームプレイ映像から情報を引き出してみる[エースコンバット インフィニティ])。
 
…てなワケで、この記事では例によってトレイラー第4弾の内容をざっくり解析してみる。

「ULYSSES DISASTER(ユリシーズの厄災)」トレイラー解析

7秒

 なにやらシステムが起動し、「あの災厄からもうすぐ20年です。今日は歴史のお勉強をしましょう」という声が流れる。

18秒

 『エースコンバット04』の「ストーンヘンジ攻撃」のBGMをバックに、映像は夜空から落ちてくる小惑星→PROJECT ACESのロゴへと変わる。

24秒

 講師役の声が「20年前の災厄」についてCGを使いながら説明する。

  • 1994年に長い楕円軌道を描く小惑星群が発見された。
  • この「ユリシーズ小惑星群」が地球との衝突軌道にあった。
  • ユリシーズとの衝突で1万個の隕石が地球に降り注ぐ。

 なお、「1994年にユリシーズが発見された」というのは『エースコンバット04』の設定と同じである。また、CGではユリシーズが木星付近で無数に分裂するところでユリシーズのコード名「1986VG1 ULYSSES」と「POLYPHEMUS(ギリシア神話の巨人)」の名を確認出来る。
 また、説明の途中でBGMが『エースコンバット6』の「シルワート攻防戦」の物に切り替わる(今回のトレイラーのBGMは「ストーンヘンジ攻撃」と「シルワート攻防戦」のBGMをアレンジした物のようだ)。

37秒

 今回のトレイラーのタイトル「ACE COMBAT INFINITY “ULYSSES DISASTER”」。

39秒

 「グッドフェローよりボーンアロー各機 これより作戦行動を開始する」という無線とともに、画面左からF-16、MiG-21、Typhoon、F-15E(【Ell34!Rさん】に教えていただいたが、エアインテーク下のLANTIRNの有無で型の見分けが付くとのこと)の4機編隊が海上を飛ぶ様子が映される。
 19日午前中に放送されたファミ通LIVEでの空戦ミッションのプレイ映像によると、ボーンアローとはプレイヤーが所属する部隊で、グッドフェローはそのミッションでの管制官(AWACS)のコールサインだった。

41秒

 ブリーフィング画面へ。ティザームービー第2弾で出てきた「IYULI(黒海北東の地域)」でのCAS(近接航空支援)ミッションで、作戦エリアの拡大地図も表示されている。どうやらプレイヤーが所属するボーンアロー隊とUNF MARINE COMMANDOS(国連海兵隊?)の共同ミッションのようだ。

43秒

 「ボーンアロー4 お前だ。」の声と共に画面に死神のマークが表示される。プレイ映像によるとこれがプレイヤーのパーソナルマークのようで、マークの上の文字を見ると「TACネーム:REAPER(リーパー)」と書いてある。
 マークの後ろを見ると、地図がどこかの都市沿岸部に変わっている。ボーンアロー隊の他にUNF FLEETとJASDF(航空自衛隊)の名前もあることから、東京都品川区辺りの地図か?

44秒

 映像は、ロケット発射施設のような場所での空戦に。ストーンヘンジが登場している事から、ここはコモナ諸島のロケット発射基地のように思える。
 ちなみに、HUDの中央に「DATA LINK:ACTIVE <<OMEGA>>」という表示があるが、プレイ映像での河野プロデューサーの説明によると「データリンク」とは『エスコンINF』の新要素で、味方が近くにいるとミサイルの誘導性能が上昇するなど有利な効果を得られるのだそうな。

46秒

 自機の前方には瀕死のMiG-21と僚機のボーンアロー3「BRONCO」の姿が。
 敵機を撃墜すると『アサルト・ホライゾン』のようにカメラにオイルが付着する演出があるが、これは近距離で敵機を撃破したりカメラ(視点)を敵機に向けていると発生するようだ。

48秒

 場所が変わってどこかの都市上空(東京?)での空戦に。機体もF-4に変わっている。

49秒

 また場所が変わったようで、今度はコックピット視点でロシア製の輸送機(イリューシン Il-76)を撃ち堕としている様子が映る。なお、プレイ映像の空戦ミッションはこのIl-76を撃ち堕とすのが目的だった。

51秒

 映像は品川上空を飛ぶF-4に戻る。

53秒

 複座機のすぐ横をASF-X震電Ⅱが追い抜く。震電Ⅱの尾翼にはUNFの文字があることから、例の背中(機体上面)に白線をペイントした機体――リッジバックスか? 次に映像はボーンアロー隊の面々と震電Ⅱの部隊が谷の中を飛んでいる場面に。案の定、この震電Ⅱの背中には白線が描いてあった。
 ここでティザームービー第2弾でもあった女性の「こんにちは空賊さん」の声。この後の「国連軍のエリート部隊か」「ここからは正規軍との共同作戦だ」「奴らより先に戦果を上げないと取り分が減るぞ」という台詞から、空賊とは傭兵であるボーンアロー隊の事を指しているようだ。

56秒

 都市の湾岸地域を飛ぶ震電Ⅱの編隊のアップ。

58秒

EDGEとSLASH[エースコンバット インフィニティ]
 さっきの峡谷ミッションの物か、F-15S/MTDF-15E(これも指摘を受けたが、そもそもHUD右下の機体アイコンにカナードが付いてなかった)のコックピットからターゲットを見ている映像に。
 また、画面の左右には震電Ⅱ2機の姿が見えるが、右の機体は「RIDGEBACKS2 EDGE」、左の機体は「RIDGEBACKS1 SLASH」の文字が。リッジバックス隊にエッジ(ナガセ?)とスラッシュ――『エースコンバット2』の僚機がいたとはなぁ。……ってことは、さっきの「こんにちは空賊さん」とかティザームービー第1弾で『マッピー』の鼻歌とか薄気味悪い笑いをしていたのはエッジなのか?
 なお、ここで画面の右上にも注目すると「CHECK POINT:3-1」の表示が。ファミ通LIVEでも「CHECK POINT:2-1」というのを見たので、『エスコンINF』もチェックポイント制を採用しているらしい。

59秒

 A-10で敵性勢力の施設(F-15S/MTDのコックピットから見てた場所?)を攻撃している。
 ここで画面の中央を見ると、『エスコンINF』は『アサルト・ホライゾン』と同じく敵ミサイルが飛んでくると方角と数が画面の中央にマーカーで表示されるようだ。

1分03秒

 画面右上で「BONE ARROW2:OMEGA」と「RIDGEBACKS4:AXEMAN」の名前を確認。

1分05秒

 「遠方からの砲撃!高度を下げろ!」の無線の後、空にニンバスのような爆風が発生する。ただ直後にストーンヘンジの説明が入ることから、ティザームービーにもあったニンバスのような爆風はストーンヘンジの砲撃による物と推測される。

1分10秒

 歴史の講師が戻ってきて、ユリシーズを迎撃する手段として超巨大レールガン「ストーンヘンジ」が建造された事を語る。画面にはストーンヘンジの図面が表示されるが、砲台には「FCS M-XX」とコードが振られている。

1分16秒

ストーンヘンジ・タイプ3と経済特区IYULI[エースコンバット インフィニティ]
 『エスコンINF』の世界のストーンヘンジはトルコのアンカラの北に建造されたようだ。なお、地図には「STONEHENGE TYPE-3」という記述があるけど、トルコのストーンヘンジの他にもユリシーズ迎撃の手段が用意されたのだろうか?(『エースコンバット04』のストーンヘンジはユージア大陸が主な守備範囲だったので、『エースコンバット6』のエストバキア連邦はアネア大陸の迎撃手段としてシャンデリアを作ることになった)
 また、画面右上にIYULIの名前が出ているが、下に「SPECIAL ECONOMIC ZONE OF RUSSIA」という一文が。この経済特区がなぜクローズアップされるのだろか?

1分17秒(1)

 トルコのストーンヘンジが表示された地図はブリーフィング画面の物だったようで、これを国連軍(リッジバックス隊、レイピア隊、ジャベリン隊、地上部隊)と傭兵のボーンアロー隊が共同して攻撃するらしい。

1分17秒(2)

 映像はA-10でストーンヘンジを攻撃している場面に。ティザームービー第2弾のラストに映ったストーンヘンジの図面で、中央部分に『エースコンバット04』では見られなかった突起物があったのがちょっと引っ掛かってたのだけど、こいつの正体はジャマーだったようだ。新たなギミックかと思ったが勘ぐり過ぎだったか(汗)。
 映像ではジャマーがTGT表示されていて砲台には目標コンテナが表示されていない事から、『エスコンINF』のストーンヘンジも攻略の手順は『エースコンバット04』の時と変わりないらしい。
 ちなみに、ここでリッジバックス隊3番機「FENCER」の名前を確認。

1分19秒

 再びストーンヘンジ攻撃作戦のブリーフィング画面へ。画面右のミッションデータを見ると、作戦名は「CLASHER」、CAS(近接航空支援)任務で作戦日時は2019年7月8日1100時となっている。作戦名は「STONE CLASHER」のオマージュか。

1分20秒(1)

 ストーンヘンジを攻撃しているシーンに戻る。レーダーを見ると自機の後方に赤い円が表示されているが、ESM(電子支援)のように円が広がってないので、敵の攻撃範囲か何かを示している? そういえば、ストーンヘンジは使う砲弾によって隕石迎撃から制空兵器へと用途を切り替えることが出来たっけ。

1分20秒(2)

 「あの中へ突っ込むのかよ!?」というボヤキに対し、「汚れ役は俺たちプラベーティアの出番だ」というアンサー。「汚れ役」とはムチャクチャな任務を、「俺達」はボーンアロー隊を指している? なお「プラベーティア」とは「私掠船」、転じて「政府に認可された海賊」を意味する言葉だそうで、傭兵部隊ボーンアロー隊が空賊と呼ばれている事と関係していると思われる。

1分25秒

 歴史の授業に戻り、(『エースコンバット04』と同じく)1999年7月にユリシーズが地球に落下した事が当時のニュース映像を交えて語られる。なお、ユリシーズによる被害はごく僅か――世界秩序が崩壊する程度で済んだそうな。これはブラックジョークなのか、それとも地球滅亡もあり得るほどヤバかったという事なのか?

1分32秒

 世界秩序が崩壊した事の一例か、ロシアの経済特区IYULIでは大規模な暴動があったらしい。また、世界地図に死傷者数か何かを示す円グラフが表示される。

1分35秒

 世界各地に出来たクレーターが映される。

1分38秒

 ミッションパートの映像へ。
 1分42秒のところではGPB(誘導貫通爆弾)を使っている様子が流れるが、『アサルト・ホライゾン』のように爆弾を投下するとチチチ…と音が鳴っている。また、画面左上を見るとボーンアロー隊とリッジバックス隊が撃破スコアを競っているように見えるのだけど、スコア勝負の勝敗によってクリアランクが変わるミッションでもあるのだろか?
 1分48秒の画面右上で、ボーンアロー隊1番機がVIPER(ティザームービー第2弾で出てきたヴァイパー?)であるのを確認。
 機体については、ここで新たにF/A-18とF-15Cを確認。

1分57秒

 「上空に巨大な機影を察知!」の台詞と共に白鯨――アイガイオンが登場。

1分59秒(1)

 ティザームービー第1弾に出てきたタイマーの画面。24時間後に何が起きる?

1分59秒(2)

 「本体 来るぞ!」の台詞とCFA-44ノスフェラト・プロトタイプカラーが出現。

2分01秒

「INFINIT “終わりない”」。背景にはうっすらとブリーフィングの地図。

2分02秒

レーザー付き無人機を率いるCFA-44(と思しき)と激突[エースコンバット インフィニティ]
 F-22Aとレーザーを放つ謎の全翼機――画面左上によると「UAV MQ-90L」が正面から激突する。コマ送りで見ると無人機の中にCFA-44もいるのが分かる。
 なお、この無人機「MQ-90L」の名前はファミ通9月12日発売号に掲載されたスクリーンショットに文字がぼやけているものの写っていて、そのスクショで味方が無線で「あれは まさかクオックス!?」と言っていた(cf.[メモ]「謎の全翼機」の正体はナガセ三尉が戦ったあの機体!?)。また、記事のスクショにはMQ-90Lの撃破スコアは400ポイントとあったが、今回のムービーでは800ポイントとなっている。MQ-90Lは本編中で強化を施される(レーザーを搭載される)のだろうか?

2分04秒(1)

 国連のデータベースか何かの画面。資料の後ろにはアフリカ大陸を中心にした世界地図。
 資料には銃痕が付いた壁に顔をあしらったマークがペイントされている写真が表示されている。このペイントは「Sons of Troia(トロヤ(トロイア)の息子たち)」と名乗る者の仕業のようで、資料のタイトルに「IDENTIFIED as TERRORIST」とあることからテロリストの声明だと思われる。
 ちなみに、ユリシーズとの衝突を説明するCGで出てきた「POLYPHEMUS(ポリュフェモス)」は、トロイア戦争から帰る途中の英雄オデュッセウスを拉致監禁した巨人だったりする。

2分04秒(2)

「FREEDOM “自由を”」。背景にはストーンヘンジ攻撃作戦のブリーフィングの地図。

2分05秒

 フルボッコにされて火を噴く白鯨の姿。

2分06秒

謎の企業WNE[エースコンバット インフィニティ]
 「Weather(?) and Noah Enterprises」という会社の企業情報が出てくる。この会社は「ARMS INDUSTRY(軍事産業)」「SPACE INDUSTRY(宇宙開発)」「ENERGY INDUSTRY(エネルギー産業)」を柱にしている模様。
 また、WNE社は「最先端の技術(Cutting edge technology)を扱っている(意訳)」と標榜しているようだ。

2分07秒(1)

女性のうなじに映る文様の意味は?[エースコンバット インフィニティ]
 女性のうなじだが、そこには文様か何かが映っている。パッと見では攻殻機動隊の電脳のコネクターのように見えたけど、それを言ったら『エースコンバット3』のレナのオプトニューロンも連想できるんじゃないかとも言えるよなぁ。
 もしかして先のWNE社の実験か何かだったりする?

2分07秒(2)

「THE SKY IS YOUR “全ての手に空を”」

2分08秒

 白鯨の背後からエンジンを攻撃している。

2分09秒

 レーザーを放つ無人機MQ-90Lと近接格闘戦。画面左上にCFA-44の名前があるのでこの無人機はCFA-44のオプション的な存在のようだけど、これってマーレボルジェのようにCFA-44が操っているのか、それとも遠隔操作なのだろか?

2分10秒(1)

 黒海を中心にした包囲網が形成されている模様。作戦名は「ETERNAL LIBERATION」、任務内容はDEFENSE。

2分10秒(2)

 2分02秒でMQ-90Lと正面から殴り合った場面をコックピット視点でもう一度。

2分11秒

 『エースコンバット インフィニティ』タイトルロゴ。

2分17秒

 ティザームービー第1弾でも出てきた「SORTIE ORDER」のアラート。「また出撃のようですね。この続きは後程…」と歴史の授業はここで一旦打ち切り。

2分23秒

 青い海(ロケット発射施設の近く?)を眼下に見下ろしながら「2013」。

2分29秒

 カメラを横切るようにしてF-22Aに率いられたTyphoon、F-16C、F-15が画面の向こうへ飛んで行く。

2分26秒

 メインビジュアルが映しだされて第4弾トレイラーは終了。

まとめ

 この「ULYSSES DISASTERトレイラー」によると、『エスコンINF』は「もしも現実世界でユリシーズが衝突し、更に迎撃用のストーンヘンジが建造されたら?」というifの世界が舞台であるようだ。「『エースコンバット04』を現実世界を舞台にリメイクしたもの」という見方もある。
 しかし、このトレイラーでも「戦闘が発生する理由」が説明されていない。『エースコンバット04』は長年に渡る国家間の対立が戦争の原因だったが、『エスコンINF』の戦闘は国家間の対立が原因なのか?民族問題?それとも宗教?はたまた崩壊した秩序の回復を謳って企業国家の構築を狙う輩が現れる?

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