異形の機体は無人機の果ての存在か? E3 2017インタビューを読む[エースコンバット7]

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  • 2017年6月20日:4gamerのインタビュー記事が出たので更新。

第3の敵!?異形の前進翼機[エースコンバット7][アイキャッチ]

 「E3 2017」でミッション3が【プレイアブルデモ】として出展された『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』。
 各ゲームメディアで河野プロデューサーへのインタビュー記事が掲載されたので、情報を整理すると共に、それに関する予想をちょっと書いてみる。



片渕須直監督がシリーズに三たび参加

 今回のインタビュー記事で初めて知ったという人がいるようなので、確認として。
 『エースコンバット04』のサイドストーリー制作、『5』の脚本を手掛けた片渕須直監督が『7』で三たびシリーズに参加するのは、2015年12月の「PlayStation Experience 2015」で『7』の第1報が出た直後に発表されている(cf.第1報が出た時の記事)。片渕監督とエースコンバットの関わりについては、監督が「WEBアニメスタイル」で2009年9月~2012年8月に連載していたコラム「β運動の岸辺で」の中で回想されているので、参照されたし。

「ファミ通」インタビュー

 ファミ通の ででお氏 はシリーズのヘビープレイヤーなので、突っ込んだ質問をしている。

異形の前進翼機

細すぎる前進翼機。

 「E3 2017トレイラー」に出てきた、シャープかつ細すぎる前進翼機。ファミ通のインタビューで、この機体は無人機であることが明言された。

ファミ通.com – 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』河野氏インタビュー第2弾 片渕監督とのやり取り【E3 2017】”より

そして最初の打ち合わせで、無人機を出してこういうことをやりたい、といった話をして数日後、すぐにメールで冒頭のシーンが送られてきたんです。その内容は、無人機が発展してきて「このままじゃいけない」というおじいさんのセリフから始まるというものです。

ファミ通.com – 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』河野氏インタビュー第2弾 片渕監督とのやり取り【E3 2017】”より

「あの機体はなんだろう?」とか「あれはなぜ存在しているのか?」といったことは、話の核心につながっていくところなので詳しくはお話できませんが、ティザー的に見せるのはアリかと思い、オーケーを出しました。

 オープニングで無人機に対する疑問を提起し、物語の核心に繋がる存在として異形の前進翼機が登場する。これを聞いて、異形の機体は「無人機の果てに位置する存在」なのかなと思った。「無人機の果て」というのは(2019年時点の)無人機の進化・発展の最先端を意味するとともに、無人機の運用方法を考え抜いた果てを意味する。そして、運用方法の果ては倫理的にヤバイ領域に踏み込んでいるのではないかと。
 異形の機体に関しては、武装がどうなっているかというのも興味深いポイントである。機体の大きさがどれほどかはまだ分からないが、あれだけ細いとそんなに物を積めないのではないか?
 あとブッ飛んだことを言うと、機首部分が矢尻のように見えることから特攻兵器としての性格も持っているのではと疑っている。プレイアブルデモの動画でアーセナルバードの無人機MQ-101が盾としても使われているのを見て(過去作品の無人機は捨て身の盾として使われたことは無いと思われ)、その疑いをちょっと強めたりする。

老兵ミハイのプロジェクトとは?

※私の記憶だと、老兵の名前がミハイであることが明かされたのはトレイラー第2弾「War is taking offトレイラー」が公開された直後のファミ通第1462号(2016年12月8日発売号)。Webの記事でミハイの名が出てくるのは今回が初めてか?

変わったスーツを着たパイロットと、彼を世話をする2人の女性[『エースコンバット7』トレイラー第2弾]

近未来的なフライトスーツ。

フライトスーツの何かをモニターしている。

 ミハイが参加しているプロジェクトは、高齢パイロットが戦闘機動に耐えられるようにするのが目的の1つではないかと考えているのだが、今回のE3 2017トレイラーから、このプロジェクトは“コフィンシステム”の完成を目的にしているのではという見方をしている人がいる。

blue_andwhiteさんのツイート”より

フォロワーさんとのリプでコフィンシステムの神経接続技術のテストをしてる可能性が示唆されたが、センサーがいっぱい付いたヘルメットや別のPVに映った全方位カメラの付いた機械からして有り得なくはないかもしれない

ミハイ(老兵)のヘルメットから伸びる複数のケーブル[エースコンバット7]

ミハイのヘルメットから伸びる複数のケーブル。

ミハイ(老兵)のHMDはアイセンサー付き[エースコンバット7]

HMDには視線入力機能が装備されている?

エアロコフィンの様子(『エースコンバット3』より)。

 『エースコンバットX』をプレイした人はお分かりの通り、2020年頃には“COFFINシステム”を採用した機体がいくつか登場している。で、ミハイのプロジェクトは“COFFINシステム”の先――神経接続操縦システム「コフィンシステム」の完成を目的としているのではというのである。
 ミハイのヘルメットは単にデータ収集のために付いている物かと思ったけど、神経接続のためである可能性もありますね。コフィンシステム説を見掛けてから、ミハイのヘルメットは『新機動戦記ガンダムW』に出てきたガンダムエピオンのデータヘルメットに近いのかもと思ったり。また、「War is taking offトレイラー」には、ミハイのHMDにCOFFINシステムに実装されている視線入力機能が装備されているかのようなシーンがある。

 

 ちなみに、この方はミハイについて次のような説を提唱している。

blue_andwhiteさんのツイート”より

ただちょっとこの可能性も怪しいので改めてPixyである線を疑ってもう一回経歴を確かめてみたが、ユージア大陸でISAFの義勇兵になったってあるし、国とはなんだって台詞やカラーリングからして……やっぱりラリー・フォルクなんかなぁ……?

blue_andwhiteさんのツイート”より

とある話でラリーはサイファーとの戦闘の後戦闘機に乗れなくなったからエルジアで義勇兵になって陸上で戦うことを選んだ、って話があるし、コフィンシステムの概要踏まえるとそのためにまた空を飛ぶことになったのかも?彼が戻ってきた、って台詞もそういうふうに解釈してみると納得できる部分が、

 

 あとインテリ眼鏡マンについて、「War is taking offトレイラー」公開時に見掛けた「『3』のサイモン・コーエンの若かりし姿」というのはどうなんだろ?
※サイモンは2000年1月17日生まれで、『7』の時点で19歳となる。また、『3』での髪と眉毛の色は黒。

フレアはL3+R3で使用

 今作でフレアはL3+R3同時押しで使用するとのこと。『アサルト・ホライゾン』ではフレアの使用がL3ボタンなために暴発する事があったので、ちゃんと改善されてますね。
 話は変わって、実装が予定されている「リミッターカット機能(仮)」はどうやって使うのだろう。L3ボタン押し続けで発動するのか?

ミッション数は?

ファミ通.com – 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』河野氏インタビュー第2弾 片渕監督とのやり取り【E3 2017】”より

――どんなシナリオになるのか、とても楽しみです。シナリオのボリュームも気になりますが、具体的にどのくらいになるのでしょうか?

 

河野 『04』と『5』の中間くらいです。『インフィニティ』など、これまでのシリーズ作のデータを使い回せば、さらなるボリュームアップは簡単なのですが、ゼロから作り直しているため、このくらいに落ち着きそうです。

……ということは、20を超えるかどうかという所か。『5』のように単発ミッションと長時間ミッションが良い塩梅に用意されていると期待したい。

「Game Watch」インタビュー

VR専用コンテンツ

Game Watch – 【インタビュー】「ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN」、今作で「AC」が帰ってきたことを実感してほしい!”より

――VRモードは本編とは別に用意されるものになるのでしょうか?

 

河野氏: はい、VR専用のミッションを数種類用意します。当初は本編をそのままVRにすれば行けるかなと甘く見ていたのですが(笑)、まったくそんなことはありませんでした。

 VR専用コンテンツを本編とは別に用意することは、「PlayStation Experience 2016」の時に検討中として語られていたが、これで確定となった。

ファミ通.com – 『エースコンバット7』で目指すものとは? PSX会場で河野一聡氏に直撃【PSX 2016】”より

――改めてとなりますが、『エースコンバット7』のVRについてお聞かせください。

 

河野 『エースコンバット7』は本編のキャンペーンモードもあり、PS VRで遊べる部分は、特別なVR専用のコンテンツとして収録することを考えています。キャンペーンとVRは、『エースコンバット』として根本の“エースパイロットになる”というコンセプトはいっしょなのですが、表現や進化の方向性が異なるんです。VRは描画処理や表現レベル、体験の焦点が違いますし、本編のキャンペーンモードは、物語を主軸においたゲームプレイとストーリー体験との融合になります。カメラは一人称だけではなく、カットシーンなど映画的な視点を持ち合わせているんですよね。VRでそれをやると一瞬で没入から覚めてしまいますし、酔いの原因となる場合があるんですよ。VRは完全主観で自分の目の、パイロット視点だけで、その錯覚から醒めさせたくないように作っています。

 VR専用コンテンツは、外伝的なミッションとなるのだろか? それとも本編とは独立した話が用意されるのか?
 なお、VR専用コンテンツでは操作方法がエキスパート(ノーマル)操作に固定されるとのこと。

「電撃オンライン」インタビュー

登場機体数は?

電撃オンライン – 『エースコンバット7』河野一聡Pにインタビュー。『7』は質感や温度の表現まで踏み込む!【E3 2017】”より

――収録機体数はどれくらいになるのでしょうか?

 

 現世代機レベルの表現で30機ぐらいは揃えたいと思っています。これまでの流用でよければ機体数をもっと増やせるのですが、本作はデータを最初から作り直しているので。

 直近の作品で、架空機およびレシプロ機と爆撃機を除くと、『インフィニティ』では50種、『3D』では24種の機体が登場している。機体ファミリーごとに登場させる機体が整理されると思われるが、試作機がどうなるかが気になりますな(T-50とX-2(ATD-0)は出るでしょう)。

4Gamer

大きな雲は操作に影響を及ぼす?

4Gamer.net – [E3 2017]10年ぶりのナンバリング最新作「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」の最新情報を,開発の河野一聡氏に聞いた”より

それが今作では,雲の内部まで演算して作っているので,実際に雲の中に入ることができますし,どの方向から見てもちゃんと雲に見える。つまり,空中のマップ効果があるんです。じゃあ戦闘機がその中に突っ込んでいったらどうなるのかというと……大きな雲の周りって,気流が発生しているんですよ。そのためガタガタ揺れたり,操作に影響が出たりする。

 『アサルト・ホライゾン』では限定的に天候のせいで機体(視界)が揺れる場面があった。それが今作では特別なギミックではなくなり、しかも揺れるだけでなく実際に操作にも影響が出るというのか?
 あと気になるのだが、ミッション中に天候がある程度の経時変化をするのだろうか? 同じ場所でも雨が降ったり止んだりしたり、日没を迎えて視界が悪くなったりするとか。

ケストレルⅡは初代と同じ道を歩む?

4Gamer.net – [E3 2017]10年ぶりのナンバリング最新作「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」の最新情報を,開発の河野一聡氏に聞いた”より

ケストレルは一度沈んでいる艦ですので,驚きの物語が用意されています。当然ながら,思い付きで出すわけではなく,片渕監督と相談したうえで,それなりの役割を担ってもらう予定です。こう,プレイヤーの皆さんが「ああっ」となる,なんというかいい感動を呼べたらと思っています。

 空母「ケストレルⅡ」は物語の背景を示す存在として登場するのだろうと思っているが、それに留まらず主人公に思いっ切り関わってくるのだろか? 初代ケストレルと同じ道を歩むというのは出来過ぎな気がするが、主人公がトリガーのエンブレムやマージ隊の所属を捨てた後もケストレルⅡとの縁は切れないっぽいな。

ポストストール機動

4Gamer.net – [E3 2017]10年ぶりのナンバリング最新作「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」の最新情報を,開発の河野一聡氏に聞いた”より

4Gamer:
 ……すみません。ポストストール機動とは?

 

河野氏:
 失速状態で行う空戦機動で,いわゆる「コブラ」とか「フック」というやつですね。エースコンバットでは,一度ワンボタンでできるようにしたことがあるんですが,なんだか必殺技っぽくなってしまって。あの方向性は間違いでした。今回は,きちんと戦闘機のスピードを落として,水平を保ってスロットルを少し上げた瞬間に,同時に機首上げをするという,プレイヤーのテクニックとして使えるという方向で再現しています。

 『7』発表時に「熟練者向けにコブラやクルビットを繰り出せる機能を用意する」と予告があった。私はこれを、発動することで機体の安定性と引き換えに機動性が飛躍的に向上する「リミッターカット機能」が導入されると予想していた。インタビューを読んだ感じでは、一定の操作をすることでポストストールマニューバーを出せるという形になるようだ。

ジュネット3度目の登場は?

4Gamer.net – [E3 2017]10年ぶりのナンバリング最新作「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」の最新情報を,開発の河野一聡氏に聞いた”より

すでに発表していますが,作中の時代は2019年で,「4」「5」の後ということになります。「エースコンバットX スカイズ・オブ・デセプション」とは同時期だったりしますが,別の大陸での話でもありますし,つながりはあまり重視していません。

 ファミ通第1462号(12月8日発売号)のインタビューで「『5』をやった方がニヤリとするような人物も用意しています」という発言があった。もしかして『エースコンバット5』『X』で物語の語り部を努めたアルベール・ジュネットの3度目の登場も有り得るかと思っているが、どうなんでしょうね? ケストレルや環太平洋戦争に絡んでジュネットの名前が出てくるだけというのも考えられる。
 話が逸れるが、「名前だけの登場があるなら、写真だけの登場もあるだろ」ということで、ケストレルⅡ内部のシーンがあるとしたら、そこでアンダーセン艦長の写真がさり気なく出てくる可能性もあるな。

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