- 9月25日:更新。
2015年9月17日~20日開催の「東京ゲームショウ2015」のインディーゲームコーナーに同人ゲームサークル「Project ICKX(9ホール・A-11)」が出展するということで、一般公開日1日目である19日にお邪魔してきた。
今年の東京ゲームショウでは主に『VERTICAL STRIKE』が展示され、体験版としてST1とST2を試遊出来た。
ここで初めてST2が披露されたワケですが、ST2の中身は「美しくも恐ろしい」という感じのモノでしたな。
Project ICKX in 東京ゲームショウ2015
まずはICKXブースの様子を紹介。インディーゲームコーナーはコーナー全体のレイアウトをちょっと変えたことで、去年と比べてブース同士の間隔に余裕があったように感じた。
今年は会場側から大画面モニターをレンタル出来たということで、『VERTICAL STRIKE』の試遊台は去年の3倍の迫力に! ちなみに、画面に映っている機体は先進技術実証機・ATD-X(心神)をモデルにした「XSF-3A」である。
テーブルにはタブレットを置いて『間違った社員教育』と『Trail of Wings』のPVを再生、また、写真を撮り忘れたが(汗)会場では『VS』『社員教育』『ToW』のフライヤーを配布していた。フライヤーは午後3時前に品切れになるほどの勢いで捌かれてったそうな。
写真の中のステッカーが目に付いた人もいると思われるが、『VS』は「週刊ファミ通セレクト インディー部門」にノミネートされている。
美しくも恐ろしいST2
さて、話はTGS2015でお披露目となったST2へ。
ST2は、まず山岳地域にある敵都市へ低空から侵入する。
下段(4~6枚目)の写真は、ASM-3(先進型長距離対艦ミサイル)で遠距離から対地攻撃を仕掛けている所であるが、ASM-3は山肌を撫でるが如き機動で飛んで行く。一度この様子をミサイル視点(兵装を発射した時にボタンを押し続ける)で眺めてみるのをお勧めする。
敵都市に突入後は、ビルを盾にして街を通り抜け、向こう側の山にあるターゲットを攻撃するという流れになっているようだ。ちなみに、街は首都高三号渋谷線 六本木付近をモデルにしているとのこと(cf.GAME Watch、ICKX公式Twitter)。
ここで、もしビルより上に出てしまうと「美しくも恐ろしい光景」を目にすることになる(汗)
ビルより上に姿を見せた途端、蜂の巣を突いたかのように地上から猛烈な対空砲火が飛んでくる。この十字砲火が美しいとも思えるほど圧巻で、「敵は本気出し過ぎだろう」と呆れてしまう。ちなみに、この圧倒的弾幕を表現するのに「VERTICAL STRIKE ENDLESS EDITION」の対艦アーケード以上の処理が行われているそうで、ゲームショウ開幕ギリギリまで調整が続けられていたとのこと。
また、恐ろしいことに山からはターゲットであるレールガンの砲撃が飛んでくる模様。見たところ、レールガンの懐に飛び込んでもまだ安心できないっぽい。
レポートは以上となる。やっぱり自分の目で見た方が『VERTICAL STRIKE』の「今」が分かるので、フライトシューティングに興味を持っている人は9ホールのインディーゲームコーナーA-11に立ち寄っていただきたい。
[2015年9月25日追記]
Game*Sparkの記事のコメント欄に「グラフィックはPS2並みのショボさだなあ…」と書き込まれていたが、この点についてICKXはこう説明している。
> グラフィックはPS2並みのショボさだなあ…
— EFFY開発チーム (@effy_staffs) September 24, 2015
これな。
うちの作品プレイして、"alternator"でゲーム作った後にグラがクソしょぼかったらがっかりやん?
なので、グラがすごいことになる有償asset、使用禁止にしてんねん。
『VERTICAL STRIKE』は新ゲームエンジン――3Dフライトシューティングフレームワーク「alternator(オルタネータ)」のテストベッドであり、alternator公開後は自作の見本になると思われる。見本になるからこそ、有償ツールを駆使するのでなく、始めから使える物でやれる限りのことを目指すというわけだろう。
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