- 6月12日:更新。
6月13日から開催の「E3 2017」で本編ミッションのお披露目が予定されている『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』。その直前の週末である6月9日の夜11時前に、河野プロデューサーがTwitterの個人アカウントで「あと3分?」と呟いた。もしやと思ったら、海外ゲームメディアの「GameSpot」で「E3 2017トレイラー」が公開された。
第3弾となる今回のトレイラーは、空母、軌道エレベーター、王族、そして第3の敵と、気になる要素が盛り沢山である。
「E3 2017 Exclusive Trailer」ざっくり解析
11秒
砂煙を盛大に上げながらF-104 スターファイターが離陸する。
タンクトップの女性が言う「空の色」は何を指す言葉なのか?
23秒
小惑星ユリシーズの衝突により出来たと思われるクレーターが2つ映し出される。1つ目は高地に、2つ目は半島に出来た物っぽい。
この2つのクレーターに重ねる形で、真上から見た隕石迎撃用巨大地対空レールガン「ストーンヘンジ」、更に戦闘機のエンジンノズルの内部が映される。
28秒
エルジア王国がオーシア連邦に宣戦布告したニュースが流れる中、オーシア軍のF-16やC-130が離陸の準備をしている。滑走路へ向かうF-16の向こう側で黒煙が上がっているのが見える。
離陸する機体の中に、「白の3本線」で消されたエンブレムと同じ物と思しき「拳銃を咥えた黄色い狼のエンブレム」を付けたF-16がいる。エンブレムをチェックすると、首に巻かれている布の切れ端もしくはリボンには文字が書かれていて、少しぼやけているが「TRIGGER」と読める。「TRIGGER(トリガー)」と言えば、以前のトレイラーにも出てきた言葉(名前)であるが……。
33秒
次は空母の甲板。この空母の名前が「ケストレルⅡ」でビックリした! 「○○Ⅱ」「○○2世」という名前はポピュラーな物だと思うが、『5』の環太平洋戦争の情報開示がなされる2020年頃にケストレルの名を継ぐ空母がいるというのは、二代目という意味だけでなく政治的意図が多分に含まれているのではという気がしてならない(戦争の情報開示が制限されている中でもジャーナリスト等が調査・研究を進めているだろうから、初代ケストレルが戦争の真相の中心にいた事は広く知れ渡っていると思われる)。
さて、TRIGGERのエンブレムを付けたF-35はエルジアの首都ファーバンティを攻撃しに向かうらしい。ファーバンティはユリシーズの落下により南部地区が水没するなど大きな被害を受けていたのだが、大陸戦争後も首都を移転するという話は出なかったか。
36秒
F-15が空中給油を終えた所。コックピットを見ると複座のようなので、これはF-15Eか?
37秒
夕日(?)に照らされる廃墟となった都市。画面左のビルが崩れ落ちる。よく見るとこの辺りが水没している事が分かる。
「ファーバンティに対し攻撃を開始」の台詞と共にこの景色を映していることから、おそらくここはファーバンティの南部地区なのだろう。
40秒
ユージア大陸を俯瞰した画面。画面の左上には「IUN」の文字とシンボルマークらしき葉っぱが見える。また、画面左端には「SATELLITE DATA LINK」「*** LINK STATUS」という表記があり、大陸の上に浮かんでいるアイコンにも「SAT」と書かれている。
大陸の上空にいる人工衛星から光が広がり、大陸が2つに色分けされる。ロスカナス―エキスポシティ間を境界線として、西部を中心とする大陸の過半数が赤、シールズブリッジやスコフィールド高原がある南東部が青になった。赤の地域はまたエルジアの支配下に入ったのだろうか?
また、大陸の西に目を向けると、海上油田施設「オペラハウス」の近くから1本の線が天に向かって伸びている。
42秒
アマゾン河のような密林地域の上空で、パイロット(老兵ではない)が自機の下方を飛ぶ航空機(FASの無人機?)を見つめている。ユージア大陸で密林地域というと、チョピンブルグ地方か?
43秒
再びユージア大陸の地図。オペラハウスの近くの線を中心にピンクの円が現れる。防衛圏か何かを示しているのか?
また、チョピンブルグ地方の辺りには複数のアイコンが表示されている。
44秒
F-15、足元から見たコックピット内部、旋回するF-104 スターファイターが順番に映る。
47秒
「War is taking off トレイラー」にも出てきた、都市の沖合にそびえ立つ軌道エレベーター。ここで「国際軌道エレベーターがエルジア軍によって占拠された模様です」というニュース音声が。ここまでだと、エルジアが大陸戦争の開戦時の行動を繰り返したのかと思う(大陸戦争はエルジアのストーンヘンジ占拠が直接の切っ掛けとなって勃発した)。
ここで軌道エレベーターの場所を推測してみると、先程の地図から、オペラハウスの近く=ガンサー特定重要港湾に建設されたと思われる。ガンサー特定重要港湾は赤道のすぐ北に位置しているので、軌道エレベーターを建設するのに適した土地ではある(軌道エレベーターは赤道から南北それぞれ緯度35度以内の場所に建設するのが望ましいとされている)。
50秒
44秒のシーンの続きと思われる。F-15がF-104を機銃で攻撃、F-104のエンジンに命中して爆発が起きる。コックピットの中ではパイロットの体が衝撃で激しく揺れている。
なお、F-104を攻撃したF-15には所属を示す物が何も見当たらない。
52秒
雲の下から密林に出来たクレーターが現れる。このクレーターは23秒に出てきた1つ目のクレーターと同じ物か? このクレーターの上空を、複数の航空機が白い尾を引きながら飛んでいる。
54秒
コックピット内部から見た景色。雲が切れた先に山肌が現れるが、雪が積もっているようだ。
55秒
雷雲に覆われた谷。「War is taking off トレイラー」では、「雲の渦の真ん中で」の話と共に、F-22Aがここで何かと遭遇した様子が映っていたが……。
56秒
エルジアの重要人物と思われる女性が、ミハイの世話をしている女性スタッフの二人から歓迎を受けている。52秒から流れる女性の台詞と合わせると、この人がエルジア王女「ローザ・コゼット・ド・エルーゼ」なのだろう。年上の女性がカーテシーで挨拶しているのは、重要人物が王女であることを強調する意図の演出か?
王女は老兵が参加しているプロジェクトを視察しに来たのだろか? それともミハイ自身に用があるのか?
また、王女によるとオーシアは無差別的にエルジアを攻撃しているらしい。王女(エルジア政府)の言葉が事実なら、オーシアはオーシアで、ベルカ戦争でのホフヌング攻撃の時のような強引さをまた見せているようだ。
58秒
トレイラー第2弾にも出てきた、タンクトップの女性がどこかに連行されているシーン。これは収容所なのかと思っていたが、1分06秒に出てくる看板によるとオーシア空軍の「第444基地」らしい。何をやらかして拘束されたのだろ?
59秒
拘束されているタンクトップの女性の右足と手首のアップ。手首に掛けられているのは手錠だが、右足に付いているのは脚に障害を持っている人が使う補助器具っぽい。この直前の女性が連行されているシーン、今までは何か怠い感じに歩いているように見えていたのだが、実際は右足を怪我している、もしくは障害を持っているからああいう歩き方をしていたのかも?
トレイラー第2弾を見直すと、格納庫のシーンでも右足に何かを着けているのが分かりますな。
1分01秒
ミハイのプロジェクトに参加していると思われるインテリ眼鏡マン。背後にあるのはミハイのSu-30SMか?
そしてインテリ眼鏡マンの視線の先、格納庫の片隅で男性が静かに椅子に座っている。左頬の傷跡から彼はミハイだと思われるが、あのフライトスーツを着ていないと一層老けて見えるな。
1分04秒
衛星軌道上の様子を表している映像。人工衛星のネットワークを示していると思われるが、多重円で強調されているのは重要度が高い衛星か?
1分08秒になると、何かが弾け、それに巻き込まれる形で人工衛星が消えていく様子が映される。
『インフィニティ』のように、『7』でもユリシーズの衝突から20年が経過して尚その残骸に悩まされているのだろうか? ただ、事故にしては弾けた何かとそれに巻き込まれる人工衛星の数が多いような気がする。そういえば、「War is taking off トレイラー」のラストの方で「空を翔ける多数の光の尾」が出てきたが、あれも関係あるのか?
また、この辺りで「混乱の引き金を最初に引いたのはどちら側だったのか」という台詞が入る。この台詞、初見では「どちらが先に戦争の原因を作ったのか?」という意味で捉えたのだが、もしや人工衛星消失の事を言っているのか?
1分10秒
軌道エレベーターを守る巨大プロペラ機「FAS(=アーセナルバード?)」が登場。エルジアが軌道エレベーターを占拠したということは、セットでFASも乗っ取られるというのも想像に難くない。
1分15秒
打ち拉がれたような女性の横顔のアップ。これはローザ王女か?(前髪の分け方からおそらく王女だと思うけど) その雰囲気といい、顔に付いた汚れといい、戦闘に巻き込まれでもしたのだろか?
そういえば、トレイラー第2弾のロングバージョンで、薄暗い海岸で打ち拉がれている女性の姿が出てきたけれど、あの人もローザ王女なんですかねぇ?
1分17秒
ローザ王女の物と思われる声が問い掛ける。「あなたなら どちらを選ぶかしら?」
王女の問いに答えるように、タンクトップの女性が「オーシアをやっつけろ オー! だ」と言う。この台詞は女性が留置所に入れられる原因となるのか? はたまたトリガーのエンブレムが白の3本線で消される事と関係してくるのか?
1分19秒
F-15の攻撃シーン3連発。
3つ目に出てくる基地は、トレイラー第2弾のロングバージョンでF-104が向かってた基地ですな。
1分21秒
37秒と同じく、ファーバンティの水没した地区だと思われ。廃墟の中に陣取る敵艦に対し、こちらもビルの間から接近して機銃を浴びせる。『04』でも廃墟の中に陣取る潜水艦がいたよなぁ。
1分23秒
陽の光を浴びる「白の3本線」のデルタ翼機。エンジンが単発なのでこれはGripenかな?
ここで、白の3本線を指して「爪痕の3本線」という単語が出てくる。白の3本線が何を意図した物であるかはまだ分からないが、周囲からは「爪痕」または「3本線」と呼ばれる事になるのだろか?
1分24秒
F-15が機体中央にぶら下げているポッドから高出力レーザーを発射! トレイラー第2弾で出てきたレーザーガンポッドに続き、TLS(戦術レーザー)も威力が高めのレーザー兵装として2020年頃には一般化しているのか。外付けTLSの形状をよく見ると、ADFX-01 MorganのTLSと似てますな。
ちなみに、このF-15はコックピットの機器とエアインテークの下部にLANTIRNポッドらしき物があることからF-15Eかな?
1分28秒
「爪痕の3本線」のデルタ翼機が、海面スレスレから敵艦に攻撃! 機首から判断するにこれはTyphoonっぽい。
1分31秒その1
A-10が貯蔵施設らしき場所(ガスタンクが見える)を攻撃。
1分32秒その2
ポッドをぶら下げたF-22AがFASの無人機の背後を取り、フランカーと思われる機体がミサイルで敵機(無人機ではない模様)を撃破!
ここで「トリガーについていけば 生き残れる」という台詞が出てくる。TRIGGERのエンブレムは部隊章ではなくパーソナルマークなのだろうか?
1分35秒
多数の岩柱がそびえ立つ谷で、爪痕の3本線のF-22Aと老兵のSu-30SMが遭遇。老兵がマニューバを決めてF-22Aを振り切ろうとする。
これはトレイラー第2弾のラストと同じ場面だと思われるが、今回はF-22Aの尾翼がハッキリ見える。
1分36秒
どこかの山岳地域をF/A-18、ミラージュ、フランカー、F-16が5機編隊で飛ぶ。先頭のホーネットの垂直尾翼には爪痕の3本線。
なお、トレイラー第2弾に今回と似た編隊飛行のシーンがあるが、機体構成と景色がちょっと違っている。
1分37秒
F-22Aのコックピット視点。正面から異形の機体が接近し、自機の頭上を掠めてすれ違う。
この機体は前進翼だが、シャープ過ぎるシルエットが目を引く。これだけ細いとなると無人機だろう。機首にはカナード翼が付いているが、何回か眺めているとこれが返し付きの矢尻のように見えてきた。また、尾翼は水平ではなく斜め下を向いているみたいだ。
この異形の機体は老兵やアーセナルバードに続く第三の敵となるのか?
1分40秒その1
コックピットに座るパイロットの後ろ姿。ヘルメットから複数のケーブルが伸びているが、これはミハイの後ろ姿か?(データ測定用にケーブルが沢山付いている?)
1分40秒その2
格納庫で機体を後ろから見つめるタンクトップの女性。ここは空母の中のような気がするが?
1分42秒
ローザ王女と思しき女性。1分15秒の時とは違い、その目は前を見つめている。
1分43秒
垂直上昇する老兵のSu-30SMに向かって対空機銃が飛んでくる。ある程度の高度に達した所で老兵が急反転し、機銃を撃ってきた敵艦に反撃のミサイルを発射する。
1分54秒
格納庫で佇む「爪痕の3本線」のF-22A。爪痕の下から黄色い耳が飛び出しているのが見えるが、消されたのはやっぱりトリガー(拳銃を咥えた狼)のエンブレムなのですかねぇ?
コメント