- 3月25日:嘆願書を本社に送ったので更新。
『Halo4』が発売してから3ヶ月。【署名まとめ人さん】が2度に渡り日本マイクロソフトへ公開質問状を送っても回答を拒否されてから3ヶ月近くが経つ。2度目の回答拒否以降も戸島氏と日本MSはだんまりを続け、また抗議活動の方も3度目の公開質問状を出さず停滞していたが、2013年2月になってマイクロソフト本社へこの問題についての嘆願書を送るという話が立ち上がった。
騒動の経緯や抗議理由については「まとめwiki」を参照。
マイクロソフト本社に直訴へ
署名まとめ人さんは当初は3度目の公開質問状を送るつもりだったようだが、日本MSが2回連続でテンプレ文書による回答拒否をした事で気力が萎えてしまったためか3度目の質問状を出していない。一方で、有志の方が個人の活動としてマイクロソフト本社やBungie、海外のHaloファンサイトにこの問題を伝える手紙を出したらしい。
そして2013年2月、署名まとめ人さんとは別の人の手により、Halo4吹き替えキャスト変更反対運動の全体の活動としてMS本社へ嘆願書を出すこととなった。
“2ちゃんねる – Halo4 吹き替えキャスト変更問題 Part 12”より
117 :なまえをいれてください:2013/02/16(土) 02:19:18.83 ID:cHdXtAhO
MS本社に送る手紙の文面についてどなたかお知恵を貸していただけないでしょうか?
本文は署名掲示板で公開しています。
なぜMS本社へ直訴するのか?
まず前提として、Halo4吹き替えキャスト変更問題は本来なら日本国内で解決するべき問題であろう。ローカライズは世界各地のMS支社がそれぞれ権限を持って行なっているという話も聞く。ただ、『Halo4』では343Industriesの人間である戸島氏が関わっている訳であるが。
では何故MS本社に直訴するのかというと、日本MSと戸島氏はこの問題に対しだんまりを決め込んでおり、問題を解決しよう(騒動を鎮火させよう)という姿勢を見せず顧客を蔑ろにし続けている事から、「日本法人の企業としての怠慢っぷりはどうなんだ?」というのを本社に訴えるためである。
吹き替えキャストを元に戻せるにせよ戻せないにせよ、まずはキャスト変更の経緯を“公式のコメント”として“詳しく”説明してもらわなければどうしようもない。その第一歩を踏むために、MS本社から日本MSに働き掛けてもらおうというのが嘆願書を提出する狙いである。
ロード・オブ・ザ・リングで海外配給元に直訴したという事例が
余談だが、映画『ロード・オブ・ザ・リング』で日本のファンが海外の配給元に直訴した事例があった。
“2ちゃんねる – Halo4 吹き替えキャスト変更問題 Part 8”より
748 :なまえをいれてください:2012/11/07(水) 20:09:43.97 ID:W8FDHXBD
フランクって小山の事かと思ったらオコナーかよw
誰か直訴してくれないかな。
これからの抗議とかだけど、シンプソンズは国内で完結した感じでここからは正直参考になりにくいけど
LoTRの方はは海外に直訴した形だったみたいだしかなり参考になりそうだな
http://herbs.la.coocan.jp/
サイトの説明によると、映画の字幕翻訳の出来が酷かったために日本の配給会社である角川ヘラルドと海外配給元のニュー・ライン・シネマに抗議・直訴したという。実際、海外の制作スタッフが嘆願書に目を通し、紆余曲折を経て翻訳の出来が改善されたとのこと。
MS本社への手紙について
MS本社に送る手紙は、必要が無いのに吹き替えキャストを変えられた事に対し日本のファンが怒っていることを伝えると共に、日本MSの企業としての怠慢っぷりとキャスト変更問題を放置することのデメリットを訴える内容にするのも大切だと思われる。
まず、300人を超えるユーザーから署名と公開質問状が提出される事態になったにも関わらず、日本MSはこの問題から逃げ続けている。日本のXboxユーザーは少数派だというのに、貴重なファンの不信感を煽るような真似をしてどうするのかと。
次に、HaloシリーズはXboxのキラータイトル、看板商品である。日本MSはその看板商品のイメージを、作品の出来不出来(面白さ)とは別の問題で“自ら”傷付けている。ブランド・看板商品のイメージを自らブチ壊すなんてのは、株主から突き上げを喰らって当たり前の問題行動である。
そして、既存ユーザーに不信感を抱かせた状態で次世代Xboxのスタートダッシュが上手くいくものだろうか? Halo新三部作に見切りをつけたユーザーが箱自体に見切りをつけてしまう虞は十分あり得る。また、箱だけでなくPSでもリリースされるBungieの新作『Destiny』が、「箱じゃないと遊べないゲームがある」という箱購入の動機付けを弱めてしまう可能性もある。
MS本社が次世代Xboxで日本市場のシェアを奪う事を三度目論んでいるのなら、Halo4吹き替えキャスト変更問題を放置している日本MSの怠慢はXbox事業にとって爆弾となるだろう。また日本MSにとっても、次世代箱は買っても「もはや日本MSのローカライズは信用できない」として海外版のソフトを購入するユーザーが増加、それに反比例して日本MSの売上が悪化するという可能性が有り得る。
これらをMS本社に訴え、日本MSがキャスト変更の経緯を説明するように働き掛けてもらおうというのが、本社への直訴の意義だと私は認識している。
嘆願書における当ブログの取り扱いについて
MS本社への嘆願書に当ブログの記事も同封しようかと掲示板に書かれているようですが、私の拙い文章が使えると判断されるのであれば、記事のURLを添えるなり紙に印刷するなりご自由に使っていただいて構いません。
嘆願書をMS本社へ送付
3月25日付けで嘆願書をマイクロソフト本社に送ったとのこと。これがチーフとコルタナの声が元に戻る切っ掛けとなることを切に願う。
昨年12月に公開された映画『アベンジャーズ』でも商業主義優先なキャスト変更(『アイアンマン』ニック・フューリーの吹き替えを手塚秀彰さんが4作品に渡り担当していたのが、『アベンジャーズ』でいきなり俳優の竹中直人さんに変更)が行われたそうだが、これはエンタメ業界に『ザ・シンプソンズ MOVIE』の吹き替えキャスト変更がなぜ炎上したかを理解していない人が未だにいることを示していると言えよう。このままだとアービターが再登場することになっても彼の声まで変わってしまうかもしれないので、それを防ぐ意味でもMS本社への直訴で状況が好転することを望む。
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