- 2月18日:追加要素「エクストラミッション」の情報が解禁されてたので更新。
『エースコンバット アサルト・ホライゾン』のDFM(ドッグファイト・モード)と『機動戦士ガンダム 戦場の絆』のPOD筐体を融合させたアーケード用シューティング『マッハストーム』が2013年12月19日より順次稼働を開始している。
実は昨年末に一度マイアミステージをプレイしていたのですが、遅ればせながらざっくり感想を書いてみる。簡単に言うと、『マッハストーム』はゲームというより遊園地とかのアトラクションな感じが強いと言えますかね。
@shikuziri そうみたいですね。俺のやったとこはこども向けのゲーセンだったのでプレイ中PODの後ろに小3、4くらいの子が3人くらい張り付いて見てましたねwあと売り文句が良かったw pic.twitter.com/owBiZ1Lzc0
— BLAZE大尉Ez8-30kη@翼はどうだ (@BLAZE_EDGE_4423) January 11, 2014
ゲームとしては物足りなさを感じやすい?
GAME Watchがアップしたプレイ動画の通り、『マッハストーム』は基本的にDFMが延々と続いていくゲームである。ただ、ACAHよりは動ける範囲が広い感じがした(というか変に動いてもDFMが解除されないからか)。
ACAHにあったDFM中に4AAM・6AAMを使う場面のような物が『マッハストーム』でもあるけど、基本的に道中は1対1のDFMが連続する。ステージの最後にある所謂ボス戦ではTGT機以外にも目標コンテナが表示され、その敵を撃墜することでスコアを更に伸ばしていくようになっている模様。
しかし、『アフターバーナー』は1対多数が基本である(攻撃してくる敵は決まっている)のに対し、『マッハストーム』は基本1対1であるという点でゲーム性が低い(爽快感が足りないと言う人もいる)ので、エスコンをやり込んでいる人などは物足りなさを感じる人も多いのではないかと思われる。
余談で私の初回プレイはどうだったかを書いておくと、フライトスティックでフライトシューティングをやった事が無いためか、かなりgdgdな内容となってしまった。
マイアミステージは入門用という事もあってか、gdgdなプレイでもボス戦までは進める難易度設定となっている模様。ただ、ボス戦はタイムオーバーになったのでバッドエンドで初回プレイは終了となった。
『エースコンバット5』のアーケードモードチックな追加要素
公式サイトを巡回してみると「エクストラミッション」の情報が解禁されていた。
“『マッハストーム』公式サイト – エクストラミッション”より
- ミッションクリア後に出現する。ただし挑戦するには追加料金を払う必要がある。
- 制限時間一杯まで敵を撃破してハイスコアを競う。
- 敵の中には撃破すると残り時間が増える敵がいる。
- 敵を撃破してゲージを溜めるとマルチロックミサイルが発動して複数の敵を一気に攻撃出来る。
説明を見ると、『エースコンバット5』のアーケードモードチックなミッションですな。マルチロックミサイルはシンプルなボーナス要素みたいだけど、これはゲーム自体が単純な物であるからかな?
あと、エクストラミッションに挑戦するには追加料金が必要なのは、元々1回きりで終わるゲームだからか。
臨場感は凄い!
一方で、ドームスクリーンや座席の振動、送風によって臨場感・没入感は凄い。大画面でビルの谷間やクレーンの下といった脳汁ポイント、爆発の中を飛ぶのはやはり迫力が違う。
画面がかなり大きいから首を動かしながら敵機を追うなんていうのが出来たりするし、操作もいわゆるノービス操作オンリーだけどそこまで違和感はなかった
— モモカズ (@Momokaz_108) January 6, 2014
あと「首を動かしながら敵機を追う」というのは家庭用テレビではやれない体験ですな。
……以上の点より、『マッハストーム』はゲーム性と臨場感のバランスを考えると「ゲームというよりアトラクションな性格が強い」と言える。
エースコンバットの要素もあり
また、出自がそうだからか『マッハストーム』にはエースコンバットの要素が組み込まれている。
公式サイトやプレイ動画を見てお分かりになる通り、自機はCFA-44ノスフェラトが採用されているほか、マイアミステージのBGMは『エアーコンバット22』『初代エースコンバット』の「If The Sky Is Burnin’ Out!」が使われていた(cf.iTunesストア – ACE COMBAT 3D CROSS RUMBLE Original Soundtrack)。
そういう物だと理解する事も必要
さて、ざっくり感想を書いてみたけど、河野プロデューサーの
@HimaDjinn ありがとうございました。お子様方でも直ぐに楽しめるモノになっているかと思います。実稼働は未定ですが、戦闘機ゲームへの興味、エスコートになってくれればと願っております。
— Kazutoki Kono : 河野一聡 (@kazutoki) June 16, 2013
という言や、『マッハストーム』の井本一史ディレクターがインタビューで
“4Gamer.net – ドーム型筐体の中に大空が広がる,新作アーケードシューティング「マッハストーム」。そのプレイフィールを,開発ディレクターのコメントと共にお届け”より
- ドームスクリーンを『戦場の絆』プレイヤー(コアゲーマー)以外の人にも体験してもらいたいのが『マッハストーム』の企画の出発点。
- 「『空を飛ぶ爽快感』を多くの人に手軽に楽しんでいただきたい」というコンセプトのために操作のハードルを下げた。
- 「今日はこのミッションを遊んでみよう」という感じで,アトラクションとして遊んでいただきたいと思っている。
――と語っている事から、やはりゲームというよりアトラクションな性格が強い設計にしたのかなと思える。もしかしたら将来コアゲーマー向けにゲーム性・爽快感を高めたミッションが追加される可能性もあるかもしれないけど。
POD筐体は酔いやすい
ちょっと補足しておくと、『マッハストーム』はゲーセンの大画面ゲームに慣れていない人(ゲーセンとの縁が薄かった人)は3D酔いを起こす可能性があるので注意が必要。つーか、私は軽く酔いました(汗)
Twitterの知り合いの人によると、そもそもPOD筐体は3D酔いを起こしやすいそうで、『戦場の絆』でもやり始めの頃に酔いに悩まされた人がいたそうな。
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