「対比」がテーマとなる『エースコンバット7』のストーリーは2020年頃が舞台

エースコンバット7

 「PlayStation Experience 2016」にて丸一年振りの新情報となるトレイラー第2弾が発表された、ナンバリングタイトル新作『エースコンバット7。PSX2016の直後に発売されたファミ通第1462号(12月8日発売号)に、河野プロデューサーと『7』の開発プロデューサーである小柳匡史氏のインタビューを中心とした記事が掲載された。ここではインタビューで気になった点に触れてみる。

『7』の舞台は2020年頃

 『エースコンバット7』のストーリーの舞台は、『5』から約10年後の2020年頃となる。軌道エレベーターが物語のキーワードであること、『3』(2040年が舞台)との兼ね合い、そして現実世界の軌道エレベーター開発プロジェクト(アメリカ中心のプロジェクトは2031年10月の開通を目指しているが(当初の予定は2018年4月)、日本の大林組は実現は2050年になると見積もっている)から、私は2030年頃が『7』の舞台になるのではと思っていたが、それよりも早い。まぁ隕石迎撃用地対空巨大レールガン「ストーンヘンジ」やら空中空母「アイガイオン」やらが実用化されている世界だから、テクノロジーレベルは現実世界よりも数歩進んでいるということですな。
 ちなみに、2020年頃というと『エースコンバットX』の舞台でもあり、また2020年は『5』の環太平洋戦争に関する全ての情報が公開される年でもあったりする。

ストーリーの見せ方は『04』に近い

 ストーリーは『04』に近いテイストで見せる形になるとのこと。登場人物は当然ながら一新されるが、河野P曰く「『5』をやった方がニヤリとするような人物も用意しています」。この辺りを読むと、アルベール・ジュネットが『5』『X』に続いて3度目の語り部を務める可能性もあるのではという気がする(ジュネットはオーレリア戦争の取材をしてるので、『X』と『7』の時期がどれだけズレているかによるけれど)

「対比」がテーマ

 『7』は「いろいろな”対比”」がテーマになっているという。トレイラー第2弾で「F-104 スターファイター」という2020年頃では旧式もいい所の機体が出てきて注目を集めたが、あれも「対比」というテーマがあっての登場なんだとか。MiG-21bisやF-4と同世代の機体をわざわざ使う必要があるとは、最新鋭機が使えなくなるトンデモな事態でも起こるのか? または、単純に今使える機体がスターファイターしかなく、不利と分かっていながらそれで飛ぶ事になるのか?

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