東南アジアの「密林の魔女」を描くフライトSTG『トリプル・キャノピーの魔女』が9月13日より委託頒布開始

トリプル・キャノピーの魔女
Project ICKX コミックマーケット84新刊予告[トリプル・キャノピーの魔女]

 スペースホウライ伝説・Project ICKXの2013年夏コミ新作『トリプル・キャノピーの魔女』の委託頒布に関する情報が8月31日未明に発表された。委託頒布開始は2013年9月13日
 なお、夏コミ版である『トリプル・キャノピーの魔女 成分無調整』は『EFFY』のアペンドディスクだったが、委託頒布の版は『とりま』単体でプレイ可能。また難易度ハードはテストプレイを経て調整されたものが収録される(夏コミ版は難易度ハードを調整する時間が無かったそうな)。

『トリプル・キャノピーの魔女』公式サイト
PVの最後に出るジャケット絵は某S◯GAの「ロボット格ゲー」を意識して描かれた物らしい。

フラシューとしては風変わりな作品?

 夏コミの時に書いた【宣伝記事】と内容が被るけれど、PVや公式サイトを見ての通り『トリプル・キャノピーの魔女』は

  • 東南アジアの密林地帯で勃発した民族紛争――ゲリラ戦が舞台
  • 主役機が攻撃機

――の点でフライトシューティングとしては風変わりな作品であると言えよう(主役機が攻撃機である理由など作品の世界観については【公式サイトの用語集】も参照)。

4年間温め続けた末に

 そもそも『トリプル・キャノピーの魔女』は『EFFY』のプロジェクトが動き出す前の2009年秋に開催された「秋葉原ロケテゲームショウ1」で初公開され、その後4年の歳月を掛けて制作された作品である。この4年の間に試行錯誤が繰り返され……

ADVパートのデモ(『トリプル・キャノピーの魔女』PVより)

 まず2009年当時に衝撃が走ったADVパートが機能を強化。メッセージウインドウの上にメッセージスキップやオートモードの文字が見える。あと『とりま』のADVパートは『第3次スーパーロボット大戦α』とかで見られる形式(喋っているキャラクターが明るく表示される)を採用しているようですな。
 余談で、ミッションパートの中心人物である(と思しき)三姉妹次女のフェイを演じるのはエフィ役でお馴染みのmi-aさんだが、新EFFYのプロジェクトの話を聞いた時に「フェイの声の感じからエフィ役はこの人だろうな」と思ったっけ。

モデルが一新されたR-17の離陸(『トリプル・キャノピーの魔女』PVより)
新モデルのR-17(『トリプル・キャノピーの魔女』PVより)

 主役機となったR-17も機体デザインを一新(『EFFY one of unreasonable “if”』でも連合軍機やICKX所有機のR-17がリファインされているので2度目の進化と言えるか?)。ちなみに、【ICKXの中の人】は『とりま』のR-17はもっとダサくするべきであると考えていたとか。
 なお左の画像は離陸シーンのものだが、『とりま』体験版を元にして離陸シーンの在り方そのものを変え、『突然のダークコンドル』の離陸シーンでやりたかった事を『とりま』で形にしたのだそうな。

再び登場、実績武器

 また、『とりま』では『北海の魔女 実験版』と同じく「条件を達成すると手に入る兵装」が用意されている。実績武器の中にはミッション攻略に有利な物もあるそうなので、苦戦するようならマニュアルに記載されている実績の名前を頼りに兵装をアンロックしてみるのも一手だろう。

フラシュー入門者は先に『間違った社員教育』で練習を

 さて夏コミ版をプレイした人の感想を見ると、攻撃機であるR-17の動きの重さ故に難しく感じる人もいるようだ。実際、中の人も「『トリプル・キャノピーの魔女』はちょい硬派な作りなので」と語っているので、経験者はともかくフライトシューティング入門者の人がいきなり『とりま』をやるのは止した方が良い。
 で、丁度良いコトにProject ICKXはフラシュー入門者向けソフト『間違った社員教育』というのを作っているので、まずは『社員教育』でフラシューの基礎を身に付け、それから『とりま』に手を出すと良いだろう。もうちょっと言っとくと、『Trail of Wings』や『EFFY』(『EFFY』はムズいのでやるなら難易度イージーで!)とかもやって「フライトシューティングがどんな物か」を感じておくと『トリプル・キャノピーの魔女』をより一層味わえるのではないかなと思ったり。

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