リズムゲーに潜むBUZZ(バズ)要素 巫女みこ弾幕リズムゲーム『巫女学校~2年生』感想

ゲーム雑記

2014年11月11日:Steamでの『巫女学校~2年生』の配信開始日を追記

巫女学校~2年生

 2014年夏コミでちょっとご縁があったので、同人ゲームサークル「xinoro(ジノロ)」が制作している「巫女学校シリーズ」を遅ればせながら紹介してみる。
 なお、xinoroさんは2014年11月16日に秋葉原UDXで開催する「デジゲー博2014場所:E-04ab)」、また2014年冬コミ(3日目・西お-18a)に参加されるので、巫女学校に興味を持った人は作者さんに話を聞きに行くのも一興かも。

ジャンルは「巫女」

 巫女学校は、ジャンルをアクションやADVなどでなくストレートに「巫女」と銘打っているシリーズである。

“『巫女学校~1年生』ストーリー”より

ここは人と動物、そして多種多様な妖怪たちが共生する世界。
小さな争いは耐えねども、各々が自由を謳歌し、隣人を受け入れながら、この世界を愛し、生活している。
そんな世界の隅っこに、人と他種族との関係向上を目的とした職業である“巫女”を育成するための教育機関“巫女学校”が設立された。
このお話しは、そんな巫女学校に入学した二人の女の子のお話し。

で、巫女ジャンル内のカテゴリーとしてアクション(巫女学校~1年生)やリズムゲーム(巫女学校~2年生)、ADV・RPG(巫女学校物語~楓編)などが展開されているのだが、その中から今回はフルボイス巫女みこ弾幕リズムゲーム『巫女学校~2年生』を紹介する。

弾幕リズムゲーム『巫女学校~2年生』

 『巫女学校~2年生』は弾幕とリズムゲーを掛け合わせた弾幕リズムゲーム。主人公たち――難易度初級のボクっ娘、中級の正統派黒髪ロング、上級のクールor脱力なツインテ眼鏡の3人が行く先々で妖怪に絡まれ弾幕を撃たれるので、曲に合わせてその弾幕を捌いていくというのがこのゲームの大雑把な内容である。弾幕の配置を覚え、曲と回避行動がシンクロするようになると楽しい、というかゲームにのめり込んでしまう(ステージ3とステージ4は特にシンクロしやすい気がする)。
 物語は夏休みが舞台ということで海やお祭といったステージが揃っている。ステージ3は夕焼け空と曲が「綺麗」と「おセンチな気分」という感情を呼び起こしたり。また、ステージ4の盆踊り会場は難易度中級だと弾と提灯が被って混乱しやすいかなと思った。

リズムゲームに「選択肢」

 さて、なぜリズムゲーに弾幕を混ぜたかというと、リズムゲーは基本的に一本道なので、弾幕を避けるという要素をミックスさせることでルートに幅を持たせてみたとのこと。

『巫女学校~2年生』説明用SS 1

 上の画像は公式サイトで公開されている【プレイ動画】から拝借した物であるが、プレイヤーキャラがいる地点からルートが二手に分かれている。右ルートは1列動くだけで弾を回避出来るが、左ルートは2列移動する必要があるので右ルートと比べて難易度が高い。ただ、左ルートは2列動く分だけスコアを多く獲得出来るので、ハイスコアを目指すなら左ルートを選ぶことになる。このように弾幕の中に分かれ道を設けることで、リズムゲーに「次はどっちに動こうか」という選択肢を持たせている。

リズムゲーに潜むBUZZ(バズ)要素

『巫女学校~2年生』説明用SS 2

 このゲームは弾を避ける事で得点が入る。逆に言うと、弾を避ける行動をしないとスコアを得られないわけで、上のスクリーンショットのような直線が続く場所ではスコアを得られない。では、ここで敢えて弾の前に移動してすぐ戻るという行動をしたらどうなるか? 答えはスコアが入る。まぁ当然と言ったら当然だが、こういう「かすり行為」でスコアが伸びるというのは『サイヴァリア』の「BUZZ(バズ)」や『ライデンファイターズ』を彷彿とさせる。ステージ内にはBUZZれる箇所がいくつか存在するので、スコアアタックをやる段階まで進むとこのゲームは危険行為推奨シューティング……もとい危険行為推奨リズムゲーに変貌すると思われる(さすがに上級だとやる余裕が無いけれど)。例として、初級のステージ1は通常だと70万点稼げるが、カスリを実行すると1回目のエクステンド――100万点突破も可能になる。
 ただし、ゲーム内部にはチェイン要素が存在しているようで、基本的にノーミスで進むとスコアがドンドン伸びていく――ミスするとスコアの伸びが悪くなるので、無理にカスリを狙うのも考えものである。通常の流れの中で拾えるものを少しづつ集めるのがハイスコアのコツか?

購入方法

 最後に同人即売会以外での購入方法を書いておく

 また、10月31日付けでSteam Greenlight】の投票によりSteamでの販売が決まったとのこと。

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