未知[エースコンバット7 初回プレイ日記(FINAL)]

エースコンバット7 プレイ記
本記事には『エースコンバット7』の“重大な”ネタバレが含まれているのでご注意ください。
Su-47から軌道エレベーターを見る[エースコンバット7]

 2019年2月1日に発売したPC(Steam)版『エースコンバット7』の初回プレイ日記。最終回(PART8)はミッション19・ミッション20のレポート。

始まりと終わりの地――ミッション19

混乱をもたらした者

 シュローデルが「本社」と口にしたところでそうじゃないかという気がしたが、ノースオーシア・グランダーI.G.社がエルジアの無人機開発に関わっていたか。
 ラバルト将軍は「ベルカ人から借りた技術力」と言っていたが、将軍が言っていたベルカ人とはベルカ本国ではなくグランダー社を指していたのか? 以前はグランダー社≒ベルカだったけれど。まぁグランダー社は元は「南ベルカ国営兵器産業廠」であり、グランダー社のエンジニアにはベルカ人が多いことになっているのかもしれないってことでグランダー社をベルカと言っていたのかもしれない。

エルジアとベルカの技術の融合?

 グランダー社がエルジアと関わっていたということは、ミハイが乗っていたX-02Sにもグランダー社が関わっている? むしろX-02の運用データはグランダー社が豊富に持っているだろうしなぁ。X-02Sが姿を見せた時はエンジン部分が角張っていたのに目が向いたけど、あれはADF-01 FALKENとかのデータがフィードバックされているのだろか?

新たな混乱の種

 パーフェクトミハイのデータから作られた究極のAIが搭載されるという機体。その機体の物らしい図面を見ると、軌道エレベーターに現れた黒い機体が究極AIの無人機のようだ。
 この無人機はADF-01 FALKENやADA-01 ADLERの形状を引き継いでいるが、全体のシルエットはCFA-44 Nosferatuに似ている(カナード翼は飛び出さず、全体がデルタの形になっている)。これがZ.O.E.プロジェクトの目標であるファルケンの完全無人化タイプなのか?

装備選択

 アーセナルバード破壊が主目的であるが、F-22AやSu-57といった高性能機を始めとする戦闘機が44機もいる。これだけ敵の数が多いと4AAM系が使える機体を選ぶのがbetterだと思うが、最後までSu-47を使う。特殊兵装はアーセナルバード戦まで考慮して弾数が多いSAAMを持っていく。
 また、強化パーツで標準ミサイルとSAAMの弾数を増やすと共に、標準ミサイルの誘導性能、飛翔速度、ロックオン可能距離も強化する。

最大規模の空戦

 「ソラノカケラ」を彷彿とさせる海の上での大空戦。あの時と違うのは、敵の数割が無人機であること。
 曲はスゲー格好良いしシチュエーションも燃えるのだけど、戦争を見てきた身として、心を高ぶらせて戦ってよいのか迷う。そんなことを思いながら、近くにいたSu-47に挨拶のミサイルをぶつける。

妙な編隊飛行

 レーダーを見ると複数の機体が一塊となって動いている敵がいる。説明によると有人機が親機となって無人機を操っているそうだが、マーレボルジェのように(攻撃時は)オートマチックで飛ばすのではなく、グラディウスのフォーメーションオプションのように運用しているという感じか。
 この無人機は親機にくっついて飛んでいるため動きが緩い。落ち着いて狙えば撃墜は難しくないだろう。

混戦

 しかし、敵の数が多いので狙いを定めているとすぐどっかから横槍が飛んでくる。今思えば、格闘戦に拘らず敵から離れての一撃離脱戦法で数を減らすべきだったかもしれない。
 また、『インフィニティ』でレーダーの表示で自機と敵の高低差が反映されるのに慣れていたからか、敵機を探すのに時間が掛かることがしばしばあった。

第5世代機は特別

 遠くでSu-57が単機で飛んでいるのを見つけたので、「これは良いカモだ」とSAAMで攻撃した。SAAMは見事Su-57のケツに命中し「ごっつぁんです!」となるはずだったが、Su-57はまだ生きていた。Su-57やF-22Aは標準ミサイル3発分の耐久力を持っているらしい。

荒ぶる太陽神

 残り時間が3分30秒を切るところでアーセナルバードのヘリオスが襲来する。敵に連続でミサイルを撃たれているところにヘリオスが飛んでくると、ヘリオスの危険界の範囲とレーダーの線が同じ赤色で被って分かりにくい時がある(レーダーの表示範囲が広くなっていると気付くのが遅くなりやすい)。

 ヘリオスをやり過ごす際に手持ち無沙汰になったので、危険界の中にいる敵の様子を観察してみたのだが、炸裂した瞬間にダメージを受けていたSu-57の目標コンテナが消え、お供のSu-35Sも黒煙を吹き出した。ミッション9と違い今回はヘリオスの危険界にいたら敵味方関係無くダメージを喰らうのか?
 残り2分を切ったところでクリア条件の12,000ポイントを達成。1次ミッションの結果は15,720ポイントだった。

苦い記憶

 やって来たアーセナルバードにはレーザー砲が装備されていた。味方艦隊を溶かしているレーザーを見て、アークバードのレーザーに叩き落とされた記憶が蘇る。これはヤバいと思い、アーセナルバードより高度を高く取って戦うことを決める。なおこの危惧は的中していて、アーセナルバードは高度を下げるまではレーザーを水平近くの角度にも発射していた。

始まりと終わり

 ミッションアップデートと共に「Gamescom 2018トレイラー」で使われた曲が流れ始める。
 旗色が悪くなっているが、とりあえずシールド――APS(アクティブプロテクションシステム)の隙を縫ってアーセナルバードを攻撃しつつMQ-101の数を減らすことにする。だが、攻撃のタイミングとAPSが展開するタイミングが被ってしまい思うようにダメージを与えられない。
 ここで流れてくるエイブリルの放送で軌道エレベーターからダイブする人物が誰なのかが分かる。『7』の始まりとなったトレイラーに映っていたのは、戦争を終わらせるための戦いの光景だったか。

巨鳥狩り

 APSがダウンするとアーセナルバードは高度を下げ、MQ-101も動きが緩くなり攻撃頻度が下がった。ここで反撃開始となる。敵の攻撃の頻度は下がったが、今回はクリアすることを重視してヒットアンドアウェイを徹底する。プロペラだけでなくAAMも狙うが、破壊したメインプロペラの陰にあるAAMに向けて撃ったミサイルがプロペラに阻まれることがあった。メインプロペラは破壊しても当たり判定は残っているのか。
 アーセナルバードに肉薄するとパルスレーザーを撃っているのが見えた。アークバードのレーザーガンは嫌らしかったなぁと思い出していると弾を1発喰らってしまった。
 残り時間10分30秒でプロペラを全て破壊。

 アーセナルバードを完全破壊するためのターゲットが新たに設定される。新たなターゲットはジョイント部だが、メインプロペラが復活していたのでこれを破壊してからジョイント部への攻撃を試みる。ジョイント部へ攻撃は、まずほぼ水平の位置から攻撃してみるが命中せず。次は機体を海面近くまで下げてからアーセナルバードを見上げる形で接近して攻撃、今度はミサイルが命中する。
 この辺りでアーセナルバードの位置が雲の下になる。レーザー砲を警戒して高度を高く取っていたので、再攻撃のために旋回する時は雲の中に入るのだが、雲が厚くて視界がほぼゼロなために水平間隔や方向感覚が狂ってしまい、アーセナルバードを攻撃するには明後日な場所に出て時間をロスすることが多くなる。
 ジョイント部を破壊すると、メインプロペラがまた復活すると共にフックが新たなターゲットに設定される。これもジョイント部と同じ要領で破壊する。
 フックを破壊するとアーセナルバード完全破壊のための目標であるレクテナ基部が露出する。レーザー砲に注意しながら接近し、基部に着火して戦いは終わった。残り時間は4分57秒だった。
 録画を見返すと、接近する際の角度をもっと急にするか、もっと近づいてからミサイルを撃つべきだったかなど反省点が多い。『X2』のオルゴイのウェポンベイを攻撃する感じで攻めるのが良いか?
 ちなみに、機関砲でギリギリまでダメージを与えることはしなかったので勲章「DROPPING THE BIRD」を獲得。

まさかの着艦

 アーセナルバード撃破後は一時撤退することになるが、ここで艦載機じゃないのに空母に着艦することになる。これは『5』のセルフオマージュか?

未知――最終ミッション(ミッション20)

走馬灯?

 冒頭に流れたのはなんだったのだろう? 一瞬「走馬灯?」と思ったが、最後にAIのカメラらしき物が出てきたから、AIが見ていた光景なのかな?

伝説となった艦長

 トリガー達が着艦した空母は、ミッション18のムービーパートでぼんやり映っていた空母だったか。あれはエルジアの物かと思ってた。
 アンダーセン艦長の名は伝説になると共に空母の名にもなっていたが、その空母の中には機体が「よりどりみどりです」ときましたか。

オーディン鴉(from Sa・Ga2 秘宝伝説)

 パーフェクトミハイのデータから生み出された究極AIを載せた新型無人機「Hugin(フギン)」と「Munin(ムニン)」。名前の元ネタは北欧神話のオーディンのしもべである一対のワタリガラスか?(Huginは思考、Muninは記憶を意味する) 『5』のラーズグリーズもワルキューレから取られたものなので、北欧神話繋がりのネーミングですかね。

テクノハザード

 オーディン鴉はあの場にいた航空戦力を壊滅させただけに留まらず、自分達のデータを無人機生産工場に送って自己増殖しようと企んでいるという。グランダー社がどういうつもりで究極AIのプログラムを組んだのかは分からないが、その結果、事態は人の手には負えないものになりつつある。こういうのをテクノハザードと言うのか? そして、この2機はエスコン世界の歴史上初めて人間じゃない存在で戦争の最後の敵となった。

装備選択

※機体はSu-47を使用。
 詳細マップで表示されている敵はフギンとムニンだけだが、ミッション16のように遠隔操作で増援を呼ぶかもしれない。なので、始めは増援の処理のためにSAAMを持っていこうと考えた。しかし、オーディン鴉たちと戦いながらSAAMを誘導する余裕はあるのかと疑問が生じ、悩んだ結果撃ちっ放しが出来るQAAMを使うことにした。
 強化パーツは、多数の敵が現れることを想定し、気休めに過ぎないけれど「機上自衛妨害装置」を装備してミサイル被弾のリスクを下げる。あとはQAAMの弾数を増やし、少ない攻撃のチャンスを逃さないよう「他目標同時索敵装置(標準ミサイル用)Lv.1」で標準ミサイルのリロード時間を短縮する。

最後の出撃

 機体がエレベーターで甲板に上げられるところは『5』を思い出す。最終ミッションで主人公を主軸とする部隊が編成されるのは『04』に倣ってのものか?
 よく見ると、NATIONのテロップが機体の爪痕と重なっていて、ペンキの3本線と合わせて二重に消されている形になっている。「空は繋がっている」を強調する意味も含まれているのか?
 クルーが敬礼で見送る中を発艦するわけだが、今回は陸上戦闘機だとカタパルト無しとな。この距離でよく発艦できたなと思う。

未知との遭遇

 朝日に照らされる軌道エレベーターの横をオーディン鴉たちが通り過ぎる。この2機の形式番号は「ADF-11F」。やはりファルケンの無人機タイプだったか。
 ADF-11Fはキーンという音を立てながらレーザーとミサイルで攻撃してくる上に、ありえない速さで機首の向きを変えてくる。レーザーを撃ってくるからには動きが単調にならないようにしようと気を引き締める。

蝶使いの記憶

 戦いが始まってすぐにフギンに標準ミサイルが命中するが、それと同時に敵の増援が現れる。現れたのは「WEAPON UAV」。支援用UAVだと思われるが、先のスレイブモードのUAVと違いこいつらは自由に動き回る。しかもレーザーを撃ってきたのを見て「こいつらは蝶使いのMQ-90Lと同じか?」と思うと共に、ミサイルがレーザーで迎撃されるのではと考える(無線で言及されるが、実際に撃ち落としている)。
 ここでWEAPON UAVを先に排除しようとするが、ちっとも堕とせる気配がしないので、結局ADF-11Fを直接狙うのがbetterだと判断して再び追いかける。

片割れを堕としても楽にならない

 ミッション開始から3分少々でフギンに再び標準ミサイルが命中して撃破、それと同時にフギンから射出されたWEAPON UAVが姿を消す。片割れが堕ちて楽になったはずだが、ムニンはその機動力でミサイルを避け続けるので楽になった気がしない。必死で喰らいつく中、ついにWEAPON UAVのレーザーが当たってしまう(被ダメージ量は9%)。
 ムニンの動きが緩くなったと見えてミサイルを撃ったところ、ムニンは猛スピードでダイブし、海面スレスレで機体を引き起こして追ってきたミサイルを海に叩き付けた。当然と言えば当然だが、こいつミハイの戦法を完コピしてやがる。しかしそれだけでなく、ムニンは機体を引き起こした直後に機首を上空に向けてレーザーを撃ってきた。
 イェーガーが「必ずチャンスは来る!」と言った直後、ムニンが突如反転してヘッドオンになった。距離は殆どなかったが反射的に標準ミサイルを発射する。ムニンの機関砲を喰らったが、こちらが撃ったミサイルも命中する。
 ムニンが急上昇して動きが直線的になったのを見て標準ミサイルとQAAMを一斉発射。発射直後にムニンは反転するもののQAAMが1発命中する。だが、その直後に後ろに回り込んできたWEAPON UAVのレーザーが当たってしまう。
 ムニンがこちらとの距離を取ってきたので追いかけようとしたが、レーダーを見ると自機の後ろにWEAPON UAVがいた。『3D』での経験から「ここでムニンを追いかけたら後ろのUAVにレーザーで狙い撃ちされるんじゃね?」と直感で思い、ここは追いかけるのを止めて様子を見ることにした。この少し後にムニンが接近してきてヘッドオンになったので標準ミサイルを発射、これが命中し、ミッション開始から9分でやっとオーディン鴉2羽の撃破に成功する。

真の最終ボス

 ムニンを撃破して「これでどうなる?」と画面を見ていたら、ADF-11Fから小さいのが分離した。分離した何物かが翼を展開すると、あの「異形の前進翼機(UNKNOWN)」になった。異形の機体は物語の核心に繋がる存在だと言っていた意味がこれか! つーか、ラスボスだと思っていた敵からちっこいのが分離してそれが真の最終ボスになるとは、ケイブシューじゃねぇんだぞ! ……そんなツッコミを心の中で叫びながら、異形の前進翼機――ADF-11と交戦する。
 戦いが再開すると「ピルグリム1号」と名乗る無線が聞こえてくるが、通信者の顔写真を見て動揺した。
 先程ADF-11Fの動きを「ありえない」と書いたが、ADF-11はそれを超える動きでこちらを翻弄する。ADF-11が直線飛行から反転してこちらに向かってこようとしたところにミサイルが命中する。これを見てヘッドオン勝負がダメージを与えられる可能性が一番高いと悟る。このすぐ後にヘッドオンになって標準ミサイルを発射したが、相手の超スピードにミサイルの誘導が間に合わず、逆に機関砲を喰らってしまった。その後も動きが緩くなりそうなタイミングを狙ってミサイルを発射し続け、機関砲を喰らった時から数えて10発目のミサイルがADF-11が反転する瞬間を捉え撃破に成功する。残り時間は13分だった。

特別なワイン

 ADF-11を撃破した後のロングキャスターの「特別なワインを持ち込んでいたんだ」という言葉にツッコミを入れたが、今思えばワインを持ち込んだのはトリガーの勝利を確信してのことだろうか? または、このワインを開けることが出来なければ(作戦が失敗すれば)人類は存亡の危機に陥るという覚悟が込められていたのか?

Tunnel Vision

 ローザ王女に「どんだけタフなんだ!?」とツッコミを入れる間も無くADF-11の片割れが海底トンネルに侵入する。……そういや、『7』でトンネルミッションはまだやってなかったな。「軌道エレベーターの真下の空間で引きかえせる」の言葉に嫌な予感を覚えるが、『3D』で「Uターン」をやっているし何とかなるだろと考える。
 「これが本当のラストミッション」とトンネルに突入する……はずが、入り口で壁に接触した(汗) 普段はHUD視点で飛んでいるから機外視点だと感覚が分からんのよ……。気を取り直し、HUD視点にしてトンネルに突入。この時のカウントの台詞を聞くと、奴は素直になったよな。
 今回のトンネルは幅がギリギリな気がして緊張した。入ってすぐに開けた空間に出る。空間の向こう側にトンネルが3つに分かれているのが見えるが、ゲートが閉まり出したので急いで通り抜ける。まさか『3』の「Tunnel Vision」を再現してくるとは思わなんだ。なお、ゲートが閉まるのはADF-11のAIが操作しているからではとカウントが推測しているが、それが本当ならマジで究極AIに何をさせようとしていたって話だよなぁ。
 最初のゲートを通過するとADF-11の目標コンテナが表示される。すかさずミサイルを発射するが、トンネルに引っ掛かって命中せず。軌道エレベーターに到達する前に撃破しなければいけないのかもと思ったので速度を上げて追跡するのだが、3つ目のゲートの手前でADF-11のコンテナが消える。これを疑問に思うも速度は600~700ノットのままにして先へ進む。4つ目のゲートを通り抜ける瞬間にADF-11の文字が表示される。が、それはターゲットロケーターの表示で、ADF-11はいつの間にか自分たちの後ろに回り込んでいた。機関砲の弾が飛んできて「このまま軌道エレベーターまで追いかけっこになるのか」と思ったが、ADF-11は再び姿を消した。ここからは500ノット台でトンネルを進む。

地下空間

 しばらく飛んでいると大きく開けた場所に出た。ここが軌道エレベーターの地下空間のようで、ADF-11が旋回していた。
 地下空間に入ると同時に55秒のカウントダウンが始まったので、急いでADF-11の背後に回る。これでまた人外な動きやロックオンを解除されるなんて真似をされたらと思ったが、幸い敵はおかしなことはしなかった。落ち着いてADF-11を追いかけ、ここというタイミングで標準ミサイルとQAAMを発射し撃破に成功する。だがADF-11を撃破してもカウントダウンは止まらない。落ち着いて画面を見ると、周囲の「REPEATER(中継器)」がTGT表示されている。すぐにこれを破壊し、残り時間23秒強で全てのターゲットを撃破した。

空へ

 『7』最後のミッションオブジェクティブは軌道エレベーターからの脱出。カウントにエレベーターの風防内を登れと言われるが、本当にここから風防の中に入れるのか周囲を何周か飛んで確かめる。確認した結果出口はそこだと判断し、意を決して中央の柱に突入する。
 筒の中を垂直に上昇するのはトンネルを飛ぶより神経を使う。風防の出口は高高度にあるので、上に行った時にストールを起こさないように速度を上げて上昇する。だがこれがいけなかった。風防内では停止した「かご」が障害物となっているのだが、機体制御に手間取り2つ目のかごに接触するというミスを犯す。
 2度目のリトライ。地下空間に入るところからの再開となったが、今度のADF-11は背後を取ったら180°ループして逃げた。ここですぐADF-11を追いかけず、外周を回りながらREPEATERを破壊し、ADF-11とすれ違うところで急旋回することで背後を取って撃破した。
 そして2度目の脱出。1回目の反省からまず500ノット程度で上昇することにする。1つ目、そして2つ目のかごを通過。3つ目のかごを通過したところで高度は28,000フィートに到達し、この先にはもうかごは見当たらなかったので速度を上げて風防の出口を目指した。

ADF-11

 ADF-11はバックパック(?)と合体することでADF-01の無人機タイプであるADF-11Fとなっていた。だとすると、ADF-11にはADA-01 ADLERの無人機タイプである「ADF-11A」も計画されているのかもしれない。ADF-11を本体とし、複数の種類のバックパックを用意することで兵器としての汎用性を持たせる計画だった?

エンディング

 軌道エレベーターから脱出して、まずカウントがどうなったかが気になったが、奴は死亡フラグを立てる真似をしても生き延びたか。
 宇宙船ピルグリム1号から無線が届くが、船長はあのナガセなのか? コレクターズエディションの小説を読めばナガセがあの後どうなったかが分かると思うが、もし彼女が環太平洋戦争の後に宇宙飛行士になったのならば、かつてアークバードで見た夢の先を自分の目で見に行ったということになるか。ちなみに、ミッション4でガーゴイル隊が軌道エレベーターを攻撃した時に「灯台が……いや港が破壊されれば彼らは帰還できなくなります」と言っていたが、あれはピルグリム1号のことだったか。私は誰かが衛星軌道上で作業でもやっているのかと思っていた。
 未知なる空――新たなフロンティアへの扉が開いた。エルジアそしてユージア大陸は復興への道を歩みだす。普通ならこれでめでたしめでたしとなるところだが、ユージア大陸はこの後企業国家の台頭、そして企業間戦争の勃発と激動の時代が待ち受けている。エイブリルが言う「新しい体制」が変質して企業国家の誕生に繋がるのか? 次はこの辺りの経緯を描いた作品を作って欲しいですね。あと『3』のリメイク・リビルドも待ってます。

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