『Halo4』の発売初週の売上本数が発表された。初週売上はファミ通、メディアクリエイト双方で4万本を下回っており、『Halo3』どころか『Halo:Reach』の初週よりも売上を落としている。
『Halo4』初週売上は『Reach』にも及ばず
『Halo4』の初週売上本数は、ファミ通で31,467本(Reachと比較して18.6%減少)、メディアクリエイトで39,312本(同11.5%減少)だった。
参考までに、Haloシリーズの初週売上は以下の通り。
ファミ通のソースは2ちゃんねるの「Halo4 吹き替えキャスト変更問題 Part 10」スレ。
メディアクリエイトのソースは追跡できた限りで個別にリンクを張っている。
ファミ通とメディアクリエイトの集計数値にズレがあるが、『Halo4』の初週売上は『3』どころか『Reach』よりも下である。つーか、ファミ通の数値だと『ODST』よりも初動が低くなっている。
キャスト変更はプラスに働かなかった
『Halo4』の初週売上をどう見るか?
- ゲーム市場全体が縮小傾向にある。
- そもそも日本ではXbox360ユーザーは少数派。
- 新規層を引き込めなかった(この層は『どうぶつの森』に流れたか?)。
――などの言い訳理由を挙げられるが、この結果から少なくとも「吹き替えキャスト変更はプラスに働かなかった」と見ることが出来るだろう。
キャスト変更が小山さんと藤村さんのネームバリューの利用を意図した――野暮な言い方をすれば声優ファンを釣ろうとしたものであるかどうかは推測の域を出ない。けれど商売でやっている以上、戸島氏とローカライズチームはキャスト変更が従来のファンから出るであろう反発を上回るメリットをもたらすと判断し、それを強行したわけですよね?
しかし結果は、新三部作の1作目かつ有名声優を起用したにも関わらず『Reach』の初週売上を下回った。それどころか、発売前にTwitterで「Halo4」で検索してみると、予約キャンセルが相当数あったのか早期予約特典付きの物が発売直前だというのに買えてしまうという有様だった。
結局のところ今回のキャスト変更は正に「誰得だよ!?」だった訳で、日本では貴重な箱ユーザーの心を離れさせる結果を招いたことに異議は無いだろう。
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